ノミノツヅリ 蚤の綴り ナデシコ科ノミノツヅリ属

全世界に分布する越年性の一年草
日本でも北海道から琉球まで全土に見られる。原産地はユーラシアと考えられている
乾燥する道端や荒れ地に生育する
花は長い柄があって斜め上に伸び、上を向いて五枚の萼と花弁を大きく開く。萼片は長卵形で先端が鋭く尖り、長さ3-4mm、花弁は倒卵形で先が丸く、萼片より多少短い。花は直径約5㎜の白色の5弁、花弁の先は切れ込まない。雄しべ10個、花柱は3個。

和名は蚤の粗末な着物との説あり
綴りとは短衣のこと、その小さな葉をノミの衣服にたとえたものである

最初は横に這うが花がさくころには立ち上がり、節ごとに枝を分けて上部は広がる

秋に芽生え春には広がって株ををつくる
茎は最初は横に這うが花が咲く頃には立ち上がり節ごとに枝を分けて上部は広がる

果実(蒴果)は長さ3~3.5㎜の卵形、熟すと先端が浅く6裂し、種子を落とす。種子は腎円形、長さ0.3〜0.5mm