ヤセウツボ 痩靫 ハマウツボ科ハマウツボ属 一年生

地中海沿岸の原産
ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカに広く移入分布している
日本では1937年に千葉県で初めて確認され、現在では本州と四国の全域に定着している 牧草に紛れ込んで移入されたと思われる
マメ科やキク科などの植物に寄生する(自分で栄養を作れない)
葉緑素を持たないため全体的に褐色
12㎜程度の唇形花を咲かせる

上唇は先が凹み、下唇は3裂し中央の裂片が大きい

花穂が矢を入れる靫(ウツボ)に似ている

花言葉:依存心が強い

乾燥気味の土壌を好む
種子は1㎜にも満たない小さなもので、果実の中にたくさん詰まっている。種子は寄生できる相手が近くにあれば発芽できるが、なければ何年間も発芽せずその能力を保ったまま10年間は過ごせる能力がある